岩滑沢橋は、秋田県自動車道の北上西IC~湯田IC間に位置し、和賀郡湯田町の錦秋湖畔に架かる橋長302mの6径間連続PC箱桁橋です。
本橋の特徴は、桁製作・押出し設備を下り線側のみに設置し、主桁を製作・押出し完了後上り線側に一括して横取り架設と、押出し架設時に外ケーブル(内外ケーブル併用)が採用されたことです。
主桁の横移動は、押出しが完了した主桁(全長302m、重量65,000kN)を水平及び鉛直ジャッキを使用し、横方向に10.6m 連続して一括移動しました。また、押出し架設時の外ケーブルは、たすき状に配置して軸力を与え、完成時には不要な側の外ケーブルを取り外しました。 いずれも経済性及び合理的な施工を目的にわが国で初めて採用された工法です。
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