施工機材

PC押出し工法に必要な架設設備

PC押出し工法に必要な架設設備

押出しジャッキ

反力集中方式

反力集中方式の押出し装置は、センターホールジャッキと引張鋼材を用いる「引張鋼材方式」、鉛直ジャッキと水平ジャッキを用いる「鉛直・水平ジャッキ方式」があります。
桁全体の重量に応じた能力のジャッキを使用します。

反力集中方式反力集中方式

反力分散方式

反力分散方式の押出し装置は、鉛直ジャッキ、水平ジャッキ、スライドプレートおよびスライド架台およびそれらを作動させる油圧装置、中央制御盤から構成されています。支点反力に応じた能力の押出し装置を使用します。

反力分散方式反力分散方式

主桁製作ヤード

主桁製作ヤードは、主桁製作台、鋼材鉄筋組立台で構成されます。ヤードの長さは、ひかえ長を含めて主桁1ブロック長の5~6倍となります。なお、主桁1 ブロックの長さは、10~20m程度です。

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  • 主桁製作台
  • 主桁製作ヤード全景(岩城アイランドブリッジ)
  • 主桁製作ヤード全景(小岩川陸橋)
  • 主桁製作ヤード(寒中養生)全景(銀山御幸橋)

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手延べ桁

手延べ桁は、押出し架設時に主桁の先端に取り付ける鋼製の仮設桁で、主桁の断面力を低減するために用いられます。一般に手延べ桁の桁長は最大スパンの2/3程度、曲げ剛性は主桁の1/6~1/7 程度です。


手延べ桁

手延べ桁の主桁との連結方法は、主桁先端に突き合せて連結する突合せ方式が一般的ですが、両側からの押出しなど前方に障害がある場合では、主桁上部に固定する上乗せ方式が用いられます。


手延べ桁2

仮支柱

仮支柱の用途

仮支柱は押出し架設時に設ける仮設の橋脚であり、図に示す3種類の用途があり、押出し架設完了後に撤去します。

仮支柱の用途
  • 仮支柱A
  • 押出し初期の断面力を低減します。
  • 仮支柱B
  • 押出し初期の転倒を防止します。
  • 仮支柱C
  • 架設スパンが大きい場合に、架設スパンを低減します。
仮支柱B 仮支柱A
  • 仮支柱施工状況
  • 仮支柱(例)
鋼製支柱

鋼製支柱

鋼製支柱

コンクリート製ブロック支柱

鋼製支柱

場所打ちコンクリート支柱